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お知らせ

2007/05/20

東レ株式会社と共同で、植物繊維強化ポリ乳酸(PLA)プラスチックを開発。

当社と東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:榊原定征)はポリ乳酸(PLA)にセルロースを主成分とする植物繊維をコンパウンド(混練)することで耐熱性と剛性および成形性を向上させた植物繊維強化PLAプラスチックの開発を進めてまいりました。

物繊維強化ポリ乳酸プラスチックの成形サンプル品
物繊維強化ポリ乳酸プラスチックの
成形サンプル品

この検討で当社は植物繊維を均一に分散させるコンパウンド技術の開発を担当し、この検討の成果として、バイオマスプラスチックで世界最高レベルの150℃の耐熱性をはじめ、従来のPLAプラスチックに対して2倍の剛性と成形時間の大幅短縮を実現した他、植物繊維を混ぜても優れた成型外観が得られるなど、バイオマスプラスチックの物性が抜本的に改良されました。

これまでPLAの強度を向上させるため、補強材として植物繊維を配合する技術が開発検討されてきましたが、均一に混ざらないことによる成型品の外観不良をはじめ、PLAが成形時に分解しやすいこと、さらには射出成形時の成形サイクルが長く耐熱性も低いなど、実用的なプラスチック材料としては用途展開に限界がありました。本技術により、量産性に優れた射出成形法で、既存の石油系プラスチック同等以上の耐熱性と剛性を有するPLAプラスチック製品の生産が可能になります。

PLAは、トウモロコシなどの植物に含まれるデンプンを発酵して作られる乳酸を重合して製造するバイオマスポリマーです。石油資源の節約をはじめ二酸化炭素の排出量を抑制する“カーボンニュートラル”効果により、地球温暖化の防止に貢献する環境低負荷素材として期待されています。本格普及に向けては、耐熱性や剛性の改良、生産性の改善などが課題となっていましたが、本技術の確立により、PLAのさらなる用途拡大が期待されます。

尚、本開発技術は、5月22日(火)から開催される「2007NEW環境展」(主催:(株)日報アイ・ビー、於:東京ビックサイト・東ホール)、及び5月23日(水)から開催される「人とくるまのテクノロジー展2007」(主催:(社)自動車技術会、於:パシフィコ横浜・展示ホール)にて東レ株式会社が出展紹介いたします。