特殊加工により、段差痕を巻き始めから解消することにより、フィルムロスの大幅な削減を実現しました。
フィルムの種類、お客様の巻き条件に合わせ、最適な仕様をご提案します。
フィルムの厚み分の段差痕によりコアに近い部分のフィルムに段差痕が転写され、フィルムロスに繋がってしまいます。
特殊応力緩和層で、フィルムの厚みによる段差が吸収され、段差痕のフィルムへの転写が抑えられます。
また、紙管のつぶれ対策になります。
500kg以上の巻き取りに耐える強度の高い紙管を設計します。
下記グラフはコア表面の応力緩和特性を評価しています。コア表面に荷重をかけていったとき、コアの表面がどれくらい変形するかを表しています。
一般紙管とSSコアを比較すると、コアにシートが巻かれたときコア表面の変形量が大きいため、巻き始めの段差を吸収し易い仕様となっていることがわかります。
特殊加工により、段差痕を巻き始めから解消することにより、フィルムロスの大幅な削減を実現しました。
(段差ロス70%~90%削減)
タッチパネル
パネルを構成する導電膜、ハードコート層などにも当社の巻き芯が使用されます。生産効率UP、生産時のロス低減を提案します。また、コネクター部のFPCにも巻き芯が使用されます。
プリンタブルエレクトロニクスなど
プリンタブルエレクトロニクス、フレキシブルガラスなど。新しい技術においても当社の巻き芯が活躍します。
リチウムイオン電池
電気自動車やノートパソコンなどに使用されるリチウムイオン電池の正極、負極、セパレータにも当社の巻き芯が使用されます。セパレータ、金属箔それぞれのスペック、巻取り条件に合わせた巻き芯を提案しています。
FPD(LCD)
液晶パネルは多くの光学フィルムからできています。厚く、高機能で高価なフィルムのロスを大幅に削減するために段差解消コアをおすすめします。
太陽電池
太陽電池に使用されるバックシート、封止シートにも当社の巻き芯が使用されます。生産コスト低減を提案しています。
燃料電池
燃料電池に重要な部材である電解質膜にも段差解消、クリーン性を持った巻き芯が必要です。