100mのロスを半減!高精度なコア(プラコア)で薄フィルム巻き皺を改善
薄膜フィルムの製造工程では、巻き取り時のシワや巻癖が発生しやすく、歩留まりの低下やコスト増の原因になります。特に光学フィルムや電子部材用フィルムなどの高機能フィルムでは、表面品質の精度が求められるため、わずかな巻き皺でも不良となり、100m単位のロスにつながることもあります。
本事例では、他社ABSコア使用時に発生していた巻きシワを、当社の高精度ABSコア・クリーンMコアの導入で改善したケースをご紹介します。発塵防止、コストダウン、巻き癖低減など、製造現場で求められる改善ポイントを実際の数値とともに詳しく解説します。


抱えていた課題
薄膜フィルム加工では、特に10µm以下の超薄型フィルムでの巻き取り時に巻き皺や巻き癖が発生しやすく、工程内で大きなロスの原因となります。今回の事例では、他社6インチ樹脂コアを使用していたため、以下の課題がありました。
- 巻きシワによるフィルムロスが100m近く発生
- 発塵や微細欠陥の発生リスクが高く、光学・電子用途で品質不良の原因に
- 巻き取り工程の安定化と作業効率向上が求められていた
- ロス削減と同時にコスト削減も実現したい
薄膜フィルムでは、わずかな巻き皺や表面の凹凸でも製品不良につながるため、巻き取り用コアの精度が非常に重要です。この課題を解決するため、当社では高精度ABSコアとクリーンMコアを提案しました。
当社の解決策と改善ポイント
当社では、巻き皺の原因を徹底的に分析し、以下の改善策を採用しました。
高精度ABSコアの特徴
- 樹脂コアの中では真円性・真直性が高く、表面平滑性に優れる
- 巻取り時のフィルムの振れを抑制
- 10µm以下の薄膜でも安定した巻取りが可能
- 繰り返し使用(リユース)可能でコスト削減に貢献
クリーンMコアの特徴
- 紙管にもかかわらず発塵防止設計でクリーンルーム対応
- フィルム表面への微細ダメージを抑制
- 10µm以下の薄膜でも安定した巻取りが可能
この二つのコアを提案し、樹脂コアのクリーン度を優先し高精度ABSコアを採用、従来の巻取り工程で発生していた巻き皺や振れを大幅に抑制できました。
お客さまの声
「6インチ高精度ABSコアで巻きシワが改善できました。大変助かっています。」
薄膜フィルム加工で巻き皺を防ぐためのポイント
薄膜フィルムの製造現場で巻き皺を防ぐためには、以下のポイントが重要です。
1. 巻取りコアの精度を確認
・真円性や真直性が高いコアを使用する
2. 表面平滑性を維持
・コア表面の仕上げが均一であること
3. 発塵防止設計
・クリーンルーム対応で微細なゴミやダストを防止
4. リユース可能なコアを活用
・コスト削減と安定供給を両立
これらのポイントを押さえることで、薄膜フィルムの品質を維持しつつ、歩留まり向上やコスト削減が実現できます。
まとめ
薄膜フィルム加工では、巻き皺や巻き癖の対策が生産効率・歩留まり・コストに直結します。当社の高精度ABSコア・クリーンMコアを使用することで、巻き皺ロスを半減させ、歩留まり向上とコスト削減を同時に実現しました。
- 巻き皺や振れによるフィルムロスを削減
- 発塵や微細欠陥リスクを低減
- 作業効率向上と工程安定化
- コアのリユースによるトータルコスト削減
薄膜フィルムの品質改善・工程安定化を検討されるお客さまは、ぜひ当社にご相談ください。